「 2015年5月13日 | てんこのてくてく遍路道 」記事一覧

2015.05.13 45日間の旅日記

34日目 松山城の城下町

         
2015年5月13日 34日目 晴れ
参拝札所
47番(八坂寺)→48番(西林寺)→49番(浄土寺)→50番(繁多寺)→51番(石手寺)
歩数
34,627歩
距離
22.66km
宿泊
松山ユースホステル

昨日と打って変わって、今日は天気に恵まれた。

この先、一度行ってみたかった松山城がある。高知城の時のように、2泊で留まっての観光はしないが、距離を短くして午後の時間を観光にあてることにした。

なので、通常のお遍路ではもっと距離歩けます。

さあ、長珍屋を出発。

昨日の峠道と違い、今日は民家ばかりの人通りの多い道だった。

↑松山城の近くだからか、お城とお遍路道標の共存に感動。

愛媛は遍路道の案内がとても親切。天気に恵まれ気持ちよく歩く。

8時前。早くも八坂寺に到着。

今日は5箇所の札所をまわるが、とても近い距離にあるので、サクサクすすむ。

華やかな寺院。

お遍路さんもちらほらお見かけする。

↓自由に入れる「万躰阿弥陀仏」の入り口。

中に入ると、小さな阿弥陀仏がぎっしりと並んでいた。圧巻でした。

参拝を終え、次に進みます。

今日は山道は無いが、いい塩梅の自然があって良い街だ。

そういえば、松山城にしか興味が無かったが、この辺りは道後温泉があるんだった。区切り打ちのKさんとSさんは道後温泉まで歩き、最後に温泉地を観光して帰ると言っていた。とても計画的で良い旅だと思う。

コンビニで朝ごはんを買う。すみません、高カロリーが取りたくなるんです。カロリー取っても体重は旅すがら減っているのでご安心を。

1時間も歩かずに、西林寺に到着する。

落ち着いた寺院。お遍路さんも増えてきた。

参拝を終え、次に向かう。

建物が増えてきた。観光地だけあって、行き交う車が多い。歩道が無いところも多く、少し怖い思いをする。

国道のカーブ沿いにある、浄土寺。車通りが多いので注意して渡る。

参拝を終えて、さあ次へ。

↓しばらく歩くと、お遍路道は右へ誘導される。

そしてお遍路道は、お墓道に。。。

夜は歩きたくない。100mほどお墓の中を歩く。

民家の横を抜け、11時ころ、繁多寺に到着。

5箇所も札所があると、メリハリがあって楽しく歩ける。参拝を終えて次に向かう。

この辺りのお遍路道は、街並みを外れた道で歩きやすい。

↓左側に見える風景は都会的。きっと下の道でも札所に着くのだが、お遍路道は配慮されていて有り難い。

↓途中はめられた自動販売機を発見。きっと家主さんはとても良い人に違いない(確信)。

↓バリィさんだと思ったのに…!

12時半前に、石手寺に到着。道後温泉と松山城が近いので、とても賑わったお寺だった。お遍路さん以外にも観光客が沢山いた。

参道に沿って、売店が並んでいる。

境内はとても広い。

寺院の裏側をまわると、謎の入り口が。自由に入って通れるよう。

中は暗い。そして意外と長い。

出た先に道路を挟んで閻魔大王様。怖い門だが好奇心に負けて中に入ってみる。

様々な異文化を感じる仏像の数々。豪華絢爛な雰囲気の中にきらびやかな造形物が。

↓金色の何か。人がいないので、聞ける人もおらず、よく分からなかった。

↓やっぱり少し怖い。色んな仏像と目が合うので、そそくさ立ち去った。

さて、 石手寺を出て、松山城に向かいます。

観光時間は私ルールで公共機関に乗ってもOK。ちんちん電車で松山城に向かいます。

路面電車。これが有名な「坊っちゃん列車」。

高知県で路面電車を初めて乗ったがやはり慣れない。なぜ道に電車が走って事故がないのか。中はバスと電車の間という感じ。そして流石は愛媛県。夏目漱石の坊っちゃんの由来が色々書かれていて楽しかった。

松山城前。都会的な街並みで賑わっている。

リフトに乗る前に遅めの昼食を食べる。500円未満で食べれる美味しいうどん。ごちそうさまです。

ロープーウェイ乗り場に向かいます。

リフト券を買い、山上へ。わくわくすっぺ。

上にのぼると、広場へ。お土産屋も並んでいる。

立派な石垣。大きなお城だ。

敵襲に備えた石垣のカーブ。城好きにはたまらんです。

階段を上ると、城下町が展望できる。良い景色。

階段を上り、上り…頂上に近づいてきました。

あ、あれは、まさか…うわさの…。

都市伝説ここにあり。ユーモアあって大好きです。

↓松山城マスコットキャラクター「よしあきくん」。松山城の創設者は加藤嘉明とのこと。ネコでもクマでもモンでもなく、ちゃんと人物なところ良いと思います。

鉄砲を打つ造り。松本城と同じだ。強いお城だと窺える。

ニノ門を経て、天守閣に向かいます。

中は昔の造りを残したままで趣のあった。

中は広く、見応え充分。

展示もあり、勉強になる。

そして来ました。天守閣。

城下町の見晴らしがとても良い。

寄って良かった。今まで見たお城で一番好きになりました。

愛媛、ええなあ。。と感動に浸りつつ、帰りのリフトで降ります。

リフト乗り場の施設は整備され、綺麗な建物。

宇和島城でも見かけた画風。同じ方かしら。

せっかくの観光日なので、贅沢にスタバに寄りました。

季節限定イチゴのフラペチーノ。美味しかったです。

さて、宿に向かうとしますか。

↓途中で寄ったコンビニのコーナー(笑)。

愛媛といえば、俳句の県。俳句甲子園とかありますもんね。

正岡子規は例の横顔が有名だが、銅像にするとイメージが違う。

さて、本日の宿、「松山エースホステル」に到着。外観真っ黄色でびっくりした。この時、ホテルとホステルの違いがよく分かっていなかったが、今流行りのゲストハウスみたいなものだった。

ドミトリールームではなく、ちゃんと個室だったが、外国人向けのシャワールームや漫画が沢山並んだ本棚があったり、憩いの場があったり学生寮のようだった。

部屋は4階。エレベータが無いので、お遍路で疲労した足腰にはキツかった。

受付を往復するのも億劫でいると、ご主人が「腰痛いのかい?おいで」とソファーに案内される。

「良いことしてあげよう」

と謎の銀色のペンを取り出すご主人。

足の靴下を脱がされるが、沢山歩いた後なので「足のニオイが…」と躊躇すると「匂いがあるのは健康な証拠だ」というご主人。

足のくるぶしあたりに、銀色のペンで印を付ける。そして「歩いてみろ」という。

よく分からなくて、取り合えず歩くと、なんと足の痛みが軽減されている。

詳しく教えてくれなかったがそういうおまじないがあるらしい。

ドヤ顔のご主人に感謝(笑)。

夕食は、宿泊客が私以外に1人しかおらず、静かな食事だった。

今日は札所も多く、観光もでき、充実した日だった。

本日の宿

松山エースホステル
オススメ度 ★★★☆☆
料金 朝夕二食付き 5,076円
部屋の広さ 洋室シングル
浴衣 部屋鍵
洗濯機(200円) 乾燥機(100円)
洗濯洗剤 ドライヤー
テレビ ハンドタオル
バスタオル ボディーソープ
シャンプー リンス
その他 シーツをフロントでもらうシステム。4階の部屋だったがエレベーターはなく階段のみ。

本日の出費

宿泊費(朝夕二食付き)
5,076円
朝食
238円
薬局
1,701円
昼食(うどん)
430円
スタバ
680円
松山城天守閣入場券
510円
リフト代
510円
発泡酒
145円
計 9,050円