宿泊客が朝ごはんを食べている中、宿を出発する。

GWの繁忙期に泊めてくれた女将さんに再度お礼を言った。

みかんをお接待でいただいた。

お世話になりました。

昨日上ってきた道を下る。同じ道を通るのはいまいち気分がのらない。

昨日参拝した為、札所に行く必要は無いが、せっかくの観光地。

足摺岬を見て歩くことにした。

有名なのは、『白山洞門』。

海に面した洞門の穴がハートに見えるカップル向けのパワースポットだ。

上から見える↓あれかしら。ここからはハートに見えない。

下に降りる階段がある。白山神社の境内にあるよう。

階段はなかなか高低差があり、今日の体力を早くも使ってしまう。

見えました。これがハート型か。↓

早朝なので人は少ないが、すでにカップルがチラホラ。

階段は急だが、そこも手を取り合って歩くのがいいかも。雰囲気がとても良い観光スポットだ。

金剛福寺は昨日参拝したので、観光スポットはこんなものかと歩いていると、看板に『足摺の七不思議』が紹介されていた。

なるほど。

七不思議が点在しているらしい。

よし探してみよう。

↑その1.ゆるぎ石。

折りたたまれた不思議な形。

石を上にのせ岩を押し、上に乗ってある石が落ちたら親不孝者。

らしい。

そんなに揺れるような石ではなかった。親孝行ということかしら。

しかし。。。

この始まりは怪しいぞ。

↑その2.不増不滅の手水鉢。

水が溜まった石。不増不滅の水らしい。。。うん、なるほど。

↑その3.汐の満干手水鉢

くぼみのある岩。

水は無かった。

後から調べると、汐が満ちているときは水がたまっているらしい。

だがこの時はただのくぼみのある岩。

↑その4.亀石。

石ばかりじゃねーか。

亀に似てるらしい。

ん？

どう見れば亀に見えるんだろう？試行錯誤して写真を撮る。

亀と言われればカメっぽい。

↑その5.根笹。

石以外が出てきた。根笹？とにかく笹。よく分らなかった。

これも後から調べたが、この地に生えている笹はこれ以上大きくならない笹だといわれているらしい。

なるほど。知らないとただの笹。

↑その6.亀呼場。

名の通り、大師がここから亀を呼んだ場所らしい。

呼んだ場所なので、こんな看板と亀の像しかない。景色は良いが。。。雲行きが怪しくなってきた。

↑その7.大師の爪書き石。

「南無阿弥陀仏」と六字の妙号が彫られているらしいが。。。

見えないぞ。

↑その8.大師一夜建立ならずの華表。

これが一番分からない。石だ。

それよりも8個目。

狐につままれたよう。

「？」が頭にポコポコ出ている中、

これで終わりかと思いきや、

↑その9.地獄の穴。

この穴に銭を落とすと、チリンチリンと音がして落ちて行き、その穴は金剛福寺付近まで通じるといわれている。らしい。

しかし、今は塞がれている。

落とした銭が丸見えのただの穴だ。

そこもツッコミどころだが

私は言いたい。

ナナ不思議じゃないのかーい。

オバちゃんびっくりよ。

コレも後から調べました。

注釈。

※七不思議とは、不思議が七つあるという意味ではなく、多くの不思議があるという意味です。

。

。

そんな解釈初めて。

じゃあ、なぜに『七』を付けたし。

ツッコミどころはあるし、なかなかのガッカリ具合だったが、良い散歩にはなると思う。

もうお腹いっぱいなので、足摺岬を後にした。

昨日と同じ道は嫌なので、昨日国道を通った道は、お遍路道を。お遍路道を通った道は国道を歩く。

午後を過ぎると、雨が降ってきた。

雨宿りがてら休憩をとる。

なぜか変わったモノが飲みたくて買ったジュース。

ノドは潤わなかったが、お昼抜きだったので少し空腹が満たされた。

昨日も通った道。

一度歩いたので、あとどれくらいで宿か分かる。

まだまだ先。辛い。

雨でびしょ濡れになって、ようやくカメリアさんに到着。

一昨日宿泊したので顔なじみ。

濡れた私を心配して、すぐに衣服を乾かしてくれ、お風呂に入れてくれた。

本当に良い方々。良いお宿。

夕食は「またカレーでごめんね」とお接待なのに謝られ、恐縮しながらも2回目なので特別にポテトサラダを付けてくださった。

嬉しくてほろり。

自宅のように居心地よく、ゆっくり休むことができた。