出発前の準備 | てんこのてくてく遍路道

お遍路には準備が必要です。必要最小限で行くのが修行だ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。私自身、旅に出てから必要な物は買えばいいし、いらない物は送り返せばいいと安易に考えていました。しかし、実際は必要だと思うときにそれを買えるお店はほぼありません。当たり前ですよね…お遍路道なのですから大都会の中に道があるなんで稀なのです。

道中足の豆が潰れて絆創膏がが欲しい!靴下に穴が空いた!と思っても、毎日朝早く出発する為、営業時間内にお店の前に通りかかることもほとんどありませんでした。しまむらを見つけた時は本当に聖地かと思いました。

また荷物を送るのも(私の場合は関東で)一回につき1000円~2000円程かかります。倹約の旅にはイタイ出費です。

ただしコンビニは一日に必ず一回は出逢います。コンビニで買える範囲の物は出発前には必要ありません。

以下には必要最低限のもの。準備不足のもの。また必要なかったものをまとめたいと思います。

必要最低限の準備

●靴について

出発までに一番必要なもの。それはズバリです。靴が合うか合わないかで旅の過酷さがかなり違うと思います。

オーダーメイドの靴を…ブランドのメーカーのスポーツシューズを…口コミでいいものを…なんて思いがちですが、一番は靴屋でお店の方に意見を聞きながら実際に履いてみて、自分の足にあったものを選ぶことだと思います。

そして必ず、ならし履きを一か月以上。どんなに良い靴でもならし履きをしないと必ず足が痛くなります。

私が出発前に思ったのが、トレッキングシューズか登山用のシューズか、ウォーキング用のシューズが良いか。歩く道によって靴の性能って違うじゃないですか。とても迷いました。

しかし実際はどれも正解だったようです。道中に出逢ったお遍路の方々の靴は、上記のもの様々でした。登山用のを買ってアスファルトの道が痛いという方もいれば、ウォーキングシューズで山道が滑るという方もいましたし…。お遍路の道は全部でおよそ1200km。山道もあれば長いアスファルト道もあります。砂浜もあれば岩山もあります。たしかに一つじゃ絞れませんよね。

私の場合は、靴が一度壊れました。(詳しくは旅日記にて)

初めは履きなれたウォーキングシューズで行きました。出発前に一日10km歩いていましたが全然足が痛くならなかったので、これで行こうと決意。しかし三日目の焼山寺の過酷な山道で崩壊。そのあとに新しく購入したトレッキングシューズは、ならし履きをしていない為、慣れるまでの一週間がとても辛かったです。

靴屋の方ににお聞きしたところ、1200kmも歩いていれば3回くらいは靴はダメになると言っていました。確かに途中で買った二足目の靴も、最終日には底がツルツルに。とはいえ、靴屋なんて道中ほとんどありませんよ!私みたいに壊れるまでいかなければ、底がツルツルになっても最後まで歩いている方も沢山います。壊れることも考慮して丈夫なものを選んでください。

参考までに、私がお店の方に勧められて購入したのが、


ウォークランドのトレッキングシューズ
とにかく下り坂が辛かったのと予算が一万五千以内だったので、こちらを勧められました。

これの良いところは足首まで紐で固定できるので下り道は足首をきつく締め、平坦な道はつま先をきつく締め足首を緩くするなど調節がききます。ですが正直靴の重量は重く、固定される足首が慣れるまではかなり痛くなったので、これをおすすめするわけではありません。

また、ぜひオススメしたい足の救世主。キズパワーパッド。

お遍路さんに勧められてから、何度も買い足しました。靴がどんなに良くても豆はできると思います。普通の絆創膏ではほとんど意味がありませんでした。何枚も絆創膏をだめにするなら少々割高でもキズパワーパッドがオススメです。

●リュックについて

リュックで悩むのが容量だと思います。

私自身、出発前に様々なサイトを見ながら参考にしました。

リュックのポイントは

1、胸と腰部分が固定できること。

2、横にペットボトルを入れるポケットが付いていること。

3、レインカバーがあること。

4、容量30kgくらい

悩んで買ったのが、グレゴリーの35kgリュック。

これにした理由は最終的に「好み」でした。

背負っているうちに肩が痛くなるなんてわかっているけれど、実際に何日も使ってないのにどれが痛くならないリュックだなんて分からない。だったら好きな色の好みのデザインにして旅の士気をあげるものにしようと思い、これを購入しました。

実際、肩が痛くなりはしましたが、このリュックを買って後悔はなかったです。やっぱりデザインが好きなだけで毎日使うたびに愛着がわきました。

体験した中で感じたのは、容量は

1、毎日宿に宿泊するか

2、性別

3、季節

でそれぞれ変わってくると感じました。(区切りうちは除く)

まず

1、毎日宿に宿泊するのかどうか。

私のように毎日宿をとる人は30kg以下で十分です。私は35kgでやや大きいと感じました。

宿に泊まるならば、食事も風呂も、洗濯もできます。何か必要な場合は宿の方にお願いすれば貸してくれることもあるでしょうし、お遍路仲間さんから借りることもできます。最初は心配で必要かと思って持って行っても、旅の道中でどんどん削られていきます。背中が重いので必然的にいらなくなるのです。すると、行きでは35kgのリュックにパンパンだった荷物も、最後にはスカスカになりました。

初めから野宿だけを考えている人も何人かお見掛けしました。その方はリュックの重さが70kgあると言っていました。焼山寺の道中で見かけた時はもう過酷過ぎてみていられなかったです。でも旅費は15万円程度で行けるとお聞きし、私の旅費の半額…に少し心が揺らぎました。ですがテントや寝袋など必要な物を揃えるのもお金がかかりますし、宿も素泊まりならば安く抑えられる場合もあるので、個人的には宿泊まりをおすすめします。

一番やめた方がいいのが、いざという時の為の野宿の準備。これはいりません!

宿が取れない場合や、歩けなくなった場合の為に、野宿もできるように荷物を持っている方も何人か見かけました。ですが、正直ただ荷物が多いだけで負担になります。本当に本当に、重い荷物は歩くのを過酷にするだけです。実際に会った方は、野宿の準備をしていても、疲労が溜まって宿に切り替えた方もいました。三日もたたずして荷物を送り返した方もいました。一度も使っていない寝袋をずっと持ち歩いて歩いている方もいました。

~があったときの為に…という準備はその時に考えれば大丈夫です。

確かに宿が取れない場合もあるかもしれません。その時は野宿ではなくタクシーやバスを使ってでも予約が取れる宿に泊まる。それから次の日に元の場所に戻って歩きはじめればいいんです。いざという時はお遍路小屋という無料の小屋も道中にいくつかあります。

宿も、私は5日後までの予約で宿を取っていましたが、GWの時以外は問題なく予約が取れました。2000年記念で例年よりお遍路が多いと言われる時期でさえ大丈夫だったのです。

もちろん個人的な意見なので、これを聞いても備える方を止めは致しません。

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2、性別

です。私は女性目線ですが、断然女性の方が荷物が多いと思います。もちろん性別隔てなく化粧しない女性、スキンケアをする男性もいらっしゃるかと思います。が、個人的な女性目線で感じた女性だけに必要だと思うものを挙げます。

まず、生理用品。旅は一か月以上かかりますからね。少量では足りませんし、欲しい時にコンビニや薬局があるとは限りませんし。私の場合旅の中で2回来てしまったので、一か月近く生理用品を持ち歩きリュックの三分の一程が埋まってかなり困りました。消耗品なのでいつかなくなると分かっていても、こればっかりは。。。宿によっては貰える場合もありましたが、男性一人で宿を営んでいる民宿も数多くあったので、こればかりは女性は削れない荷物だと思います。

次に、スキンケア用品。化粧しないと決めていく方でも、洗顔後の化粧水は欲しくなるところ。あと日焼け止めは必須です。私は毎日化粧は欠かさなかったので、化粧品とメイク落とし、化粧水は持ち歩きました。ホテルによってはアメニティーとして置いてある場所もありましたが、9割の宿はアメニティーグッズは置いてありません。消耗品なので持ち歩いても軽くなっていきます。またコンビニでも買えます。一日中歩いた肌は、本当にカサカサになるので、小さいボトルで良いのでスキンケア用品は持って行った方がいいと思います。

あとは細かいですが、リンスですかね。

シャンプー(またはリンスインシャンプー)、石鹸は100%宿にありました。ただリンスが無い宿は何か所か。私の場合は髪が長くゴワゴワするのが嫌でリンスは重宝しました。毎日汗をかくので、髪は毎日洗うと思います。

逆にシャンプーとボディーソープは使いませんでした。

次に

3、季節

です。防寒具の量によって荷物の重さが変わります。

私の出発日は4月10日でした。出発して一週間ほどは寒い日が続き、雨も降ったりと、長袖の防寒が必要でした。持っている着替えを全て着ても寒かったです。なので、冬にお遍路を考えている方は、防寒具の着替えだけでかなりの大荷物になると思います。ただ服は軽い方なので、無理して少なめの着替えで風邪をひくよりは、しっかり防寒対策をした方がよいかもしれません。

私がお遍路を初めて一週間もすると今度は暑い日が続き、初日に着ていた長袖類は一度も着なくなりました。私はここで一度家に荷物を送っています。5月~初夏でお遍路を考えている方は、少量の荷物で良いかと思います。特に宿に毎日泊まる方は、毎日洗濯ができるので、着替えは1着で足りるかもしれません。私は当初3着の着替えを詰めていきましたが、毎日洗った服をくり返し着ていたので1着でも大丈夫な気がしました。ただ、毎日洗濯する為、生地が傷み、私は下着と靴下がボロボロになりました。替えを考えて2着が妥当でしょうか。。

あくまで参考ですが、私のように4月~5月のお遍路旅で毎日宿泊まりならば、リュックは25kg~30kgが妥当かと思います。

●お遍路地図について

忘れちゃいけないのがお遍路地図です。必ずお遍路の方が持ち歩いているのが、


四国遍路ひとり歩き同行二人【地図編】
↑↑これです。

お遍路をやっている人全員が持っていたと思います。何度もお遍路をしている玄人さんも持ち歩いていた必需品。

これには、お遍路を歩く道が赤線で引いてあるので、歩く道が一目で分かります。また宿泊の宿リストも載っているので、情報に困りません。

お遍路に行くならばこれは必ず購入しましょう。四国でも買えますが、出来れば出発前に購入し、道をある程度把握しておいた方がいいです。また出発前に最低でも一日目の宿を予約しておきましょう。

地図編と解説編がありますが、実際に使うのは地図編だけでいいです。B5サイズでやや大きいので区切りうちの方は必要分印刷して持ち歩いていました。通し打ちの方は一冊丸ごと持っていくことをおすすめします。できればジップロックなど雨が降っても濡れないように持って行った方がいいと思います。私は長旅でボロボロです。

また、これから購入する方は「へんろみち保存協力会発行」の最新版を買ってください。道路や宿の情報が変わっていることも多いので、古い年度の本では情報が古いです。

●携帯電話について

初めに言っておきます。私はdoc●moさんの回し者ではありません。しかし、携帯電話はdocom●さんをおすすめします。

都会に住んでいる方は、想像以上に電波が繋がらないことにびっくりするしれません。田舎暮らしの私には、繋がりやすさNo.1の犬のお父さんは田舎では全く繋がらないことを知っています。a●さんも一部繋がりくい時があります。なので、今回お遍路に行くにあたって携帯電話を買い替える時に、doc●moさんに替えました。正直正解でした。山の中でも圏外になることはありませんでした。

道中で、yモバイ●携帯をお持ちの方がいましたが、圏外でほとんど使えないとお聞きしました。

宿に泊まる方は、携帯電話は必須です。できるだけ繋がりやすい携帯電話をおすすめします。

●銀行口座について

歩き遍路の旅は少なくても35日以上。お財布に旅の資金をすべて入れて持ち歩く人はいないと思います。何度か利用するであろう銀行口座。

地方銀行以外はコンビニで引き落とせるかと思います。

しかし手数料がかかる。私は全国にどこでもあるであろう、「ゆうちょ」の口座を旅の出発前につくりました。資金オーバーにならないよう、旅の資金分だけ入れました。

郵便局は、お遍路道の旅の途中で何箇所かあります。時間内であればATMの引き落とし手数料は無料です。

なお、現金ではなくクレジットカードのみ持ち歩くと、宿が対応していないことが多いです。民宿が多いので。。。

また、参拝時に小銭は大量に必要です。

お気をつけください。

実際に準備したもの

実際に初日にリュックに詰めたものです。正直いらなかった物もあるので、必要度も付けています。

(必要度・・・◎必須 ○必要 △用途に応じて ×不要)

 持ち物 説明 必要度
 リュック GREGORY SAGE 35。レインカバーも付いているので、便利。
 四国遍路ひとり歩き同行二人 お遍路地図編。 旅の必需品。
 日記帳・筆記用具 今回の旅をサイトでまとめたいと思い、旅の記録や、レシートを張ったりする為の記録用に。A5サイズの日記帳、ボールペン、マスキングテープなど。
 iPhone・充電器 必需品。道中に音楽を聴きたかったので、手持ちのアルバム曲を全て入れていきました。
 お参りグッズ 線香 現地でも買えるが安くしたかったので百円ショップで購入。一回のお参りで三本使います。一か所のお寺で本堂と薬師堂併せて最低でも六本使います。88ヶ所分全て買うとかなりの荷物になる上折れやすいので、無くなり次第現地で補充しましょう。
ろうそく 小5号を購入。大きさに決まりはないようです。これも現地で買えますが割高なので、数日分を百円ショップで購入。
念珠 お遍路の服装すべては無理だけれども、最低でもこれだけは持っていきたい。これも現地でピンキリの値段で売ってます。
ライター ろうそくや線香の火を着けるように。お寺によっては、火を着ける場所があります。
衣服 ズボン 長ズボンと半ズボンを1着ずつ。気温に合わせて交互に履いていました。速乾性のもの。
シャツ 長袖Tシャツ3着。2着で十分でした。
下着 3着。これも2着でも良いかも?
靴下 5本指のソックス3足とトレッキング用の厚手のソックス2足。道中に穴が空きプラス3足買い足しました。トレッキング用のは1足あると登山の日は良いかも。(でも2足はいらなかった)道中に洋服屋が少ないので、ソックスは多めに持って行った方が良いかもしれません。
スパッツ 80デニール。防寒用で2足持っていきましたが、毎日履いてました。終り頃は暑くなったので、長ズボン1本でしたが、日焼け予防にもなり、私には必須でした。
上ジャージ 防寒用に。最初の数日だけ着ていましたが、数日後に家に配送。
レインウェア 上下のしっかりしたレインウェアを購入。しかし、何時間も雨に打たれると、レインウェアでも中までびしょびしょになりました。雨は旅のどこかで必ず降りますが、毎日着るものでもないので、個人的には安いビニールカッパの方がコンパクトで十分だったと思いました。
帽子 お遍路の菅笠が恥ずかしくて被れないと思い、日差し除け用に帽子を持っていくことに。しかし初日に雨に降られ現地で菅笠を購入。結局帽子は使わずに自宅に配送しました。 菅笠は雨からも日差しからも守ってくれる万能品でした。実際四国にはお遍路さんが沢山歩いているので恥ずかしいのは最初だけです。
アメニティー 歯ブラシ・歯磨き粉 宿に置いてある場合が多いです。使い捨てが嫌な場合は自分の歯ブラシを持参した方がいいと思います。
お風呂グッズ シャンプー・リンス、洗顔フォーム、メイク落とし、垢すりタオル、カミソリなど。シャンプー以外は毎日使ってました。
化粧品 必要最低限の化粧品。汗で落ちるのでスッピンで大丈夫な方は必要ないかも。
生理用品 ナプキン、ロキソニン。とりあえず1週間分くらい。コンパクトサイズを持っていった方がいいです。
コンタクトレンズ・目薬 眼鏡で行こうかと思ったんですが、雨の日に辛そうなので、使い捨てコンタクトレンズを40日分持参。実際は5日くらい足りなかった。量はかさ張りますが、消耗品なのでさほど苦ではなかったです。
絆創膏 普通のを数枚持っていきましたが使い物にならず。少々高いキズパワーパッドを重宝し道中に5回くらいは買い足しました。
テーピング 念のため持参しましたが、中間から毎日使っていました。消費量も多いので、買い足し買い足しでした。手で切れるタイプで接着面に紙が付いてないタイプがおすすめです。
胃薬、下痢薬など。道中にトイレが無い場合もあるので、女性の方は念のため持って行った方がいいかもしれません。
爪切り 宿で借りれるのでいらなかったです。
耳かき 用途は少ないけれど軽いので持っていっても苦にならないと思い。
毛抜き 用途は少ないけれど軽いので持っていっても苦にならないと思い。
ウエストポーチの中 ウエストポーチ リュック以外に、納経帳が入るポーチかバックを持参することをおすすめします。リュックを置いて身軽で移動したいときに便利です。
日焼け止め 必需品でした。汗で流れるので、常に常備してました。
虫よけ 山道での蚊予防にミニボトルに入れて持参。でも使わなかったです。真夏の蚊の季節ならば重宝するかもしれません。
財布・クレジットカード 手のひらサイズの小銭入れだけに絞りました。何かあった時の為に、お札はジップロックに入れて別の場所に保管していました。寺院で小銭を沢山使うので、5円玉と10円玉を多めに持参。途中のお寺で両替をしてくれますが、あまりいい顔はしないので、なるべく小銭をつくるようにしていました。
保険証 何かあった時用に。使わなかったので幸運でした。
イヤホン 音楽をiPhoneで聞くために持参。道中5回ほど壊れて100円ショップを見つけるたびに購入。
LEDライト 暗い道を歩く時用に。日が短い冬季ならば使うと思いますが、今回は一度も使わなかったです。
ポケットティッシュ 花粉の時期だったので多めに持参。しかし初日の雨で大半をびしょびしょにしました。ジップロックに入れて防水対策必須です。紙のない公衆トイレもあったので、水に流せるものが良いです。
マスク 花粉の時期だったので、普段使いとトンネルで使用。トンネルは長いところで30分歩く場合があるので、排気ガスが苦手な方は数枚あると良いかもしれません。

これで出発時、ウエストポーチとリュックを合わせて6kgでした。
5kg以内が理想です。私はこの数日後に荷物を送り、また消耗品もあったので最終日には5kg無かったと思います。
出発前に一度体重計に乗って、荷物の重さを見て、置いていけるものがあれば切り捨ててください。
これが毎日何時間も背中に乗っているのを考えて、荷物調整をするのをおすすめします。

持っていった方がよかったもの

出発時、上記荷物に入れていなかったもので、用意しておけばよかったものを記します。

安全ピン 足に必ずマメができます。安全ピンで水を抜いて早めの処置をしておけば歩く時の負担が少ないと思います。
ジップロック(防水袋) 必ず雨に遭遇します。リュックが防水加工であっても荷物を濡らす確率は高いです。せっかく洗濯した着替えも、地図も御朱印帳も、濡らさない準備が必要です。スーパーの袋だと隙間から水が入り濡れますので、大判のジップロック等、密封できる防水袋があると重宝します。
キズパワーパッド 旅の道中、お遍路さんからいただいたのキズパワーパッド。重宝しました。普通の絆創膏では20~30km歩くとすぐ剥がれてしまいます。少し値が張りますが、治りの速さと痛みが全然違います。オススメです。
金剛棒の持ち手カバー 金剛棒を毎日持つと手が痛くなります。私はずっと手ぬぐいを巻いていましたが、解ける度に結び直し、煩わしく感じました。金剛棒の持ち手に付ける毛糸で編んだカバーを付けている人を多く見かけました。手作りでしょうか?売られていたらぜひクッション性の高いカバーを購入してください。
納経帳の入る肩がけバッグ 荷物を置いて納経帳だけ持って出ることも何度かありました。私の持っていたウエストポーチは納経帳がギリギリ入らず、肩からかけられる納経帳の入るサイズのバッグや手提げがあると、とても便利です。地図も入るサイズだと足摺岬も宿までの往復で行けるかもしれません。
保存食 お店がなく、お昼を食べそこねることもしばしば。カロリーメイトなど日持ちのする食べ物を何食か持っていくと、いざという時よいです。
納め札 事前に手に入るのであれば、先に必要事項を記入して一日目を迎えたいです。書くことが多い上に、初日は周る寺院も多く大変手間でした。現地でもちろん買えますが、買ってすぐに名前を10枚ほど書くことをおすすめします。

現地で購入したもの

現地で以下のものを買いました。各寺院で購入できます。

納め札 100枚セットで売っています。本堂と薬師堂で1枚ずつ必要。
菅笠 雨からも日差しからも守ってくれる必需品。
金剛棒 お遍路をするならば必需品です。
白衣 正直、最初は恥ずかしかったですが、慣れれば普通です。暑い日はこれ1枚で上着を済ませていました。長袖と半袖があるのでお好きな方を。
お経本 お経を読む際に必要。最終的には空で覚えます。
納経帳 サイズはデザイン様々なものがあります。歩きお遍路の方はかさ張るので小さいサイズを勧められました。