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2015.04.20 45日間の旅日記

11日目 暴風雨の室戸岬

         
2015年4月20日 11日目 暴風雨
参拝札所
24番(最御崎寺)
歩数
44,059歩
距離
29.3km
宿泊
太田旅館

朝から暴風雨。

玄関を出た途端に吹きつける雨風。

お接待でお弁当をいただき、レインウェアーを着て満を持して出発した。

波が荒れている。

波の音がすごい。

空は遠くまで雲に覆われている。室戸岬は旅の中でも楽しみにしていたスポットだったが、天候に恵まれず残念だ。

日沖海岸。

きっと天気が良ければ絶景スポットに違いない。

雨と風と闘いながら歩く。

この街道には弘法大師が修行をした場所といわれる室戸岬「御厨人窟」がある。

その中に入って外を見ると、空と海(空海)がくっきり分かれた風景が見れる、という有名なパワースポットだ。

↑その風景。

くそぅ。真っ白で空も海もわからんぞ。

天気が良ければ、きっとここも絶景スポット。

絶景は見れなかったが、しばらく洞窟で雨宿りをする。

思っていたより中は広く、外の波の音がひっそりと聞こえなくなり神秘的な空間だった。

室戸岬灯台の道に入る。

木々が生い茂る野道。

観光スポットなので道が綺麗に整備されている。

雨の中、二十四番札所最御崎寺に到着。

雨にも関わらず、人が多い。外国観光客の方も多い。

3日ぶりの札所。

やはり目的地があるとやりがいがある。

ろうそくを灯し、お経を唱え、納経所にて御朱印をいただく。

『鐘石』。

くぼみに石が積まれている。カエルみたいな形。

くぼみを叩くと鐘の音がするらしい。

参拝を終え、室戸岬を後にする。

有名な観光スポットなので、ゆっくりしたかったが、この通り、雨、雨、、、。

真っ白だ。

途中、室戸ドルフィンセンターでトイレ休憩をする。

その日は閉まっていたが、イルカが見れるのだろうか。

大型バスが停められる大きな駐車場があり、トイレも広い。

雨宿りも意味がないくらいレインウェアーの中は雨だか汗だかでびっしょりだ。

室戸ドルフィンセンターには宿泊が一緒だったAさんもいた。Aさんはビニールのカッパを着ていたが、それで十分雨が凌げると言っていた。

レインウェアーは嵩張る割に、7~8時間雨の中を歩き続けるには防水効果はいまいちと知る。

海沿いをしばらくずっと歩き、やがて港町に出る。

小舟たくさん留まっている。

雨も小雨になってきた。

今日の宿は25番札所のすぐ近くにある。時間的に参拝は厳しいので明日の朝に行くことに。

今日の宿、太田旅館に到着。

入った途端にびしょ濡れの私に驚いた女将さんがタオルを持ってきてくれた。新聞紙もいただき、靴を乾かす。

女将さんはとてもおしゃべりで、親切に世話を焼いてくださった。

「まだお風呂は張ってないけどシャワーあびなさい」とお風呂をいただく。

洗濯機も乾燥機も有り難いことに無料だったので、ひとまず着替えて、洗濯をする。

脱いだカゴごと洗濯機にバサッと入れたら、腕時計まで洗ってしまった。

女将さんが泡立つ洗濯機に手を入れて取ってくれた。すみません。大雑把さを反省。ひとまず防水の腕時計でよかった。

太田旅館は素泊まりのみなので、夕食を買いに買い物に出かける。隣のお土産屋がこの時間帯お弁当が半額だという情報をいただき、お土産屋を覗く。

しかし心惹かれるものがない。こう、ビールをクイッと飲みたい気分。

Google mapをみると近くにスーパーがあるようなので、そこに向かった。

こんなにゆっくりスーパーに寄れる機会は少ないので、非常食など色々補充した。お弁当も割引でお買い得になっていた。

帰り途中、自転車に乗ったおじさんに声をかけられ、年齢を聞かれたので答えると無言で去っていった。

失礼な。いくつだと思って声かけたんだ。

まあ、若く見られたと思って気にしない。

部屋でお弁当。今日はずっと雨に打たれていたので、暖かくして眠る。

本日の宿

太田旅館
オススメ度 ★★☆☆☆
料金 素泊まり 4,200円
部屋の広さ 和室6畳
浴衣 部屋鍵
洗濯機(無料) 乾燥機(無料)
洗濯洗剤 ドライヤー
テレビ ハンドタオル
バスタオル 石鹸
シャンプー リンス
その他 素泊まりのみ

本日の出費

宿泊費(素泊まり)
4,200円
夕食(スーパー)
1,937円
計 6,137円