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2015.05.02 45日間の旅日記

23日目 GW 足をすりすり足摺岬

         
2015年5月2日 23日目 晴れ
参拝札所
38番(金剛福寺)
歩数
45,128歩
距離
29.9km
宿泊
民宿高原

よし晴れた!

室戸岬の大嵐を体験しているので、晴れの日に足摺岬に行けるのは嬉しい。

朝日も雲に隠れず綺麗。

今日は岬の先まで行き、岬で一泊。

明日またここに戻ってくる打戻りだ。

ロッジカメリアさんには明日も泊まるので、荷物でいらないものは置いていって良いと言われる。だが参拝もし1泊もするので置いていけるものは少なく、、お接待で頂いたリュックの中のみかんなどを置いていった。

少ないが、少しだけリュックが軽くて助かる。

私は打戻りにしたが岬をグルっと周って歩くルートもある。Aさんは一周まわるルートにしたと聞いた。しかし、そのルートの方が距離が長い。

また、私は足摺岬で一泊するが、宿泊せず一日で行って帰ってくるお遍路さんも多い。その場合往復で40km以上は歩かなくてはいけない。

↑1日で往復するお遍路さんはここの「いさりび」が御用達と聞いた。

私は満室で予約できなかった & 40kmも往復する体力はない。

40km歩ける日が来るのだろうか。いや30kmが平均になってきた今日この頃。確実に体力は付いていると思いたい。

岬なので、ずっと海が見える道だった。

見えるどころか、砂浜がお遍路道だったりする。

観光バスも多い。

さて、この先Aさんからの情報で、とある生物が見られるとのこと。

それは。

。。

これだ!

分かりますかね?

ジンベイザメです。

今だけ保護されて一般公開しているらしい。

2015年情報ですみません。

今はどうなんだろう。

水族館ではなく、大きな水槽のある建物が開放されていて自由に見ることができた。

初めて見るジンベイザメ。

サメだがおおらかな性格と聞く。優雅にゆったりと泳いでいた。

その建物周辺の広場に休憩所があったので、朝ごはんを食べる。

↑カメリアさんで頂いたパン。3つもあるので有り難くいただく。

漁港が賑わっている。漁師さんだけでなく、捕れた魚の加工をする女性陣も多く見えた。

漁港沿いを出ると、お遍路道は浜辺へ。こんな道もあるのね。

貝殻を拾った。時間があればずっとここで宝物探しをしていたい。

この先、国道に出る度に、野道のお遍路道に誘導される。

もちろん、国道をそのまま歩いても札所にいけるのだが、今回打戻りで同じ道を歩くので、今日は敢えて遍路道を歩き、明日は国道を歩こうと思う。

お遍路道は、なんというか。。。

トトロの世界のようだった。

木のトンネルなど、ワクワクする道が多い。

ジャングルのように茂った道もあるが、木陰が多いので有り難い。

↓お遍路道が国道だとこんな感じだ。

歩道は狭く、岬に近づく程、車通りが増えて少し怖い。

大衆食堂があったのでお昼をいただくことに。

魚が美味しいと期待して刺身定食を注文した。家庭的な味だった。

↓お遍路さんの休憩所もある。しかし今日はまだお遍路さんを見かけない。どこに行ったお遍路さん。

やがて、人がどっと増える。

観光スポットに着いたようだ。

そして迎えてくれた銅像。

さて、逆光で見えませんが。

だれでしょうか?

A.中浜万次郎

おお、ジョン万次郎さんではないか。

これも高知県にある偉人像の一つとのこと。

像の近くに38番札所、金剛福寺がある。

久しぶりの札所だ。

観光スポットだけあって、とても広い。

境内は今までの中で一番豪華絢爛。

お遍路さんだけでなく、観光客が多く、とても賑わっている。

とにかく広い。見よこの境内。↓お金かけてるなぁ。。

見応えのあるお寺だった。

せっかくの観光スポット。

売店のソフトクリームに惹かれ、ついつい買ってしまう。

ソフトクリームを食べながら宿に向かった。

お寺の近くの宿は取れなかったので、お寺を出てから結構な距離を歩く。

坂道なのもキツイ。

最後はふらふらになりながらも、「民宿高原」に到着した。

お遍路さんの宿泊は私しかおらず、数十人の観光客やファミリーが泊まっていた。

2名以上の予約しかできないと言われ、無理にお願いしてしまったので、チェックインの際、もう一度お礼を言った。

ここの予約が取れなければ、使いたくないタクシーお遍路になるか、GW料金のバカ高いホテルになるか、最悪野宿だった。本当にありがとうございます。

↓部屋は10畳。他の部屋は団体さんなので申し訳なくなりながら一人、部屋で休む。

お風呂は、民宿に1つあるが小さく、この人数のお客さんを一人づつ入れられないのだろう。

歩いて5分の距離にある「足摺テルメ」というホテルの入浴割引券を渡された。

坂道を歩いて5分。

大きく綺麗な建物。

日帰り入浴で割引券を使って400円でお風呂に入れる。

大浴場と露天風呂があり、ゆっくり休めた。

戻って夕食を頂く。

食堂は数十人が敷詰め状態。さすがGWだ。

夕食はおばあちゃんちのご飯という感じ。田舎料理ばかりだった。ご飯は柔らかく、料理にどれもダシが効いているという感じ。そしてダシに使った煮干しもそのまま料理に使う、という感じ。うちの祖母もそうだった。

私は嫌いなものは無かったが、目の前の小さな女の子が「これ食べられない!」「美味しくない!」「きらい!」と普通に食べ残していた。確かに子供が好む料理ではないかもしれない。でもお嬢ちゃん。作った人に失礼なことを言っちゃいかんよ。

ご飯を食べて就寝。

GWの賑わいを感じた一日だった。

本日の宿

民宿高原
オススメ度 ★☆☆☆☆
料金 夕食のみ 6,500円
部屋の広さ 和室10畳
浴衣 部屋鍵
洗濯機(無料) 乾燥機(100円)
洗濯洗剤 ドライヤー
テレビ ハンドタオル
バスタオル 石鹸orボディーソープ
シャンプー リンス
その他 GWは2名以上で予約可。部屋に和式トイレ、洗面台付き。お風呂は近くのホテル(徒歩5分)を紹介される。食事は田舎料理で好みが分かれるかも。

本日の出費

宿泊費(夕食のみ)
6,900円
お風呂代
400円
乾燥機
100円
昼食
1,250円
ソフトクリーム
300円
夜食
360円
計 9,310円