5月になった。

今日は朝から青空。

出発しようと宿の玄関に向かうと、昨日機嫌の悪かったご主人が廊下の掃除をしていた。

漁師のお客さんの対応が終わったところだろうか。

私を見ると、昨日とは打って変わって笑顔。

恐恐と挨拶をすると、

「気をつけてね！」

と優しく送り出してくれた。

逆に怖い。

昨日は本当に機嫌が悪かっただけなのか。この宿の評価は星0個にしてしまったがご主人の機嫌がいい日にはオススメの宿だ。

さて、良い天気。

太陽の日差しが強い中、歩く。

道は真っ直ぐなのだが、お遍路道の道標が少ない。

↓シールが見つかれば良い方。

見晴らしは良いのだが、強い日差しがキツイ。

↓このまま道なりでいいのか？

しばらく行くと並木道。ずっと炎天下だったので木陰が嬉しい。

公園なのか？キャンプ場なのか？アウトドアの服装をした家族連れの観光客が多い。

木陰のベンチで休憩。

↓これは昨日、道の駅で買ったくるみパンだ。手のひらより大きい。食いでがある。

朝ごはんをもしゃもしゃ食べる。

このパンは4日間かけて食べることになった。コスパが良い。

休憩して再び歩き出す。スケボーの練習場だろうか。広い敷地が柵で囲まれている。

↑いや。何かが混ざりすぎだろう（笑）

お昼頃。見かけたコンビニで昼食タイム。

↓からあげクン率が高いのは許して欲しい。深谷ねぎ味、普通にうまかったです。でも下仁田ネギでも良いじゃないか。群馬人は嫉妬しました。

↓海ではなく広い川が。これは四万十川か？

ひろーい。海のようだ。水も綺麗で空と同じくらい青い。

今日も参拝がなく、、ひたすら歩く日なのだが。道標が少ない。

↓道に迷いそうになりながら、道標を見つけて安心する。

↑あの有名な「大」の字っぽいものを発見。

↑しばらく行くと標識があった。大文字って高知県だったのか。一度は火がついているところを見たいものだ。

長いトンネルが。30分くらい歩いただろうか。歩道があるだけ良かった。

トンネルを抜けると、のどかな風景がしばらく続く。

カモも平和に歩いている。

平坦道ばかりで夕方にはどっと疲れてしまう。宿はまだ遠い。

気づけは30km越えの距離を歩いていた。

↓道に迷いながら、今日の宿「ロッジカメリア」に到着。

第一印象は思ったより小さい。

中には客室が2部屋しかなかった。

ところがどっこい。部屋が綺麗。東京に住んでいた頃の私の部屋より広い。

テーブルや鏡やハンガー掛けなど設備も充実している。

↓セルフサービスでお茶やお菓子も充実。

聞くと、宿泊したお客さんが旅を終えた後に定期的にお菓子などを送ってくれるらしい。

お客さんが、旅の後も贈り物をしたくなるのも納得だ。

まず、ご主人、女将さんがお遍路さんにとても優しい。

↓素泊まりなのに、お接待でカレーを付けてくれるという優しさ。

カレーだけでなく、サラダ、フルーツ、らっきょ・福神漬け。これで十分なのに翌日のためにパンもいただいた。パンも1つでなく、種類の違うパンが3つほどまとめて入れてある。

さらに、コスパの良さ。

1泊素泊まりで3,000円。（2015年5月時点）

もう、感謝せずにはいられない。

明日は足摺岬で、打戻りするため同じ道を戻ってくる。今日カメリアさんに泊まって、明後日も1泊する。

この宿にしてよかった。

そして、2部屋しかないのに空きがあって良かった。

お遍路さんにはとても優しい宿で、ほっこりしながら、ベッドに入った。