最近は天気が良い。

今日も晴天。ホテルを出発し国道沿いを歩く。

今日は、宿泊場所の関係で、距離は短めだ。いつもよりゆっくりと出発する。

1時間ほど歩いて、35番札所に入るお遍路道に着く。

坂を上っている途中で、おじさんに声を掛けられる。

木工をやっている方らしく、お接待で箸置きをいただいた。

↑5人家族というと、ポロポロと袋から沢山の数を渡してくれた。有り難くいただく。

1車線の細いアスファルト道を上っていく。

9時頃、35番札所清滝寺に到着した。

木々の中にある、落ち着いた寺院。

天井画に迫力のある龍の絵。この次の札所の名前も「青龍寺」なので龍の伝説がある地域なのかもしれない。

境内の様子。

大きな仏様が立っている。立派な寺院。

白いタープが張ってあり、朝から観光案内のような人が数名。観光スポットなのだろう。

「清滝寺」名前の由来の滝だろうか。

参拝を終えて、道を下る。

今日の昼食カロリーメイト。

最近こんなお昼ばっかりだな。旅上手な方は、きっとご当地ランチを食べながら歩くのだろう。私の場合、皆さんより歩く速度が遅いので、ランチを取ると「時間通りに宿に着くのか」と不安になって、なかなか飲食店に入れない。

木陰で一休みしながらお昼をもそもそ頂く。

↓安全装備の布袋尊様。微笑ましくて写真を撮る。

しばらく歩く山道を歩く。土がふかふか。木陰が気持ち良い。

山道を出てしまった。今日は日差しが強いので木陰が欲しい。

数時間、平坦な道が続く。やがて海が見える道にでる。

↓この写真の奥に見える島のような、山のような、、あそこが目的地だ。

船が沢山停まっている。「船舶免許講習所」というのも見つけた。

海無し県グンマーでは高校生で車の免許を取るのは当たり前だが、この地域では船舶免許を取るのが当たり前なのかもしれない。船舶免許、乗る機会が無いので縁がないが、少し憧れる。

文化の違いを楽しみながら、海沿いの国道をずっと行くと、橋を渡る手前にコンビニがあった。

水が欲しくて入ったが、ついついサンドイッチを購入してしまった。

やっぱカロリーメイトだけじゃだめよね。コンビニ店内の休憩所でいただく。

外はカンカン照り。少し涼んでから再出発する。

よし、向こう岸に渡るのだ。

向こう岸をつなぐ大きな橋。

橋はスイスイと観光の車が通る。サングラスをかけたオープンカーに乗った女性がお遍路が珍しいのかガン見して行った。そんなに見ないでください、、。

向こう岸に到着。

国道沿いを歩く。

15時頃、36番札所青龍寺に到着した。

このお寺は、88箇所の中でもベスト3に入るお気に入りのお寺となった。

石畳の階段を上る途中には朱色が美しい三重の塔。

門構えも趣があって美しい。

参道は階段が続く。

境内にはお遍路さんがいた。

久しぶりに見るお仲間さん。賑わった寺院に安心する。

参拝を終えて納経所に行くと、御朱印を書いてくれた女性がスカイラインへの道を教えてくれた。

寺院の横の道から上っていくらしい。

この先、お遍路道は2つのルートに分かれる。

スカイラインでなくもう一つの海岸線のルートは、いま来た道を戻り、橋を渡って向こうの海岸に行かなくてはいけない。

戻らず、先を進む。という点だけで意欲が違う。

スカイラインルートを選んで良かったと思う。

寺院横から入る山道はなかなかの急な坂道だった。

↓この左の茂みがお遍路道のある場所。この高さまで一気に上ってきた。

しかしお遍路18日目となれば、足腰も強くなりサクサク登れた。

16時前に国民宿舎土佐に到着。

さすがスカイラインの入口。

ホテルからの風景は絶景だ。

国民宿舎土佐という名前から施設のような印象だったが、中に入るとホテルと変わらない接客。荷物を持って部屋まで案内してくれる。

部屋は広くて快適だ。窓の外の景色も美しい。

夕食はお弁当のような配膳でバランス良い。

そしてなんといっても、Aさんオススメのお風呂が良かった。

露天からの風景は、海と山と星が見えて綺麗だった。

今日は距離も短く、気持ちよく歩けた。

明日はスカイラインを歩くので、早めに就寝する。