本日は、3箇所の参拝札所があるので、前日に納め札を準備する。

昨日は1日宿から宿に歩くだけだったので、気持ちを入れ替えて大日寺に向かって歩きだした。

今日も晴天で気持ちの良い朝だ。

端午の節句が近いので、鯉のぼりがかかっている。

大日寺の道標に沿って歩く。

民家の横を歩く不思議な遍路道。

石畳の階段を上る。

8時。しばらくして、大日寺が見えた。

参拝をする。

15日目をむかえ、まだ見ながらだが、お経もを二回スラスラ読めるようになる。

境内は人が少ない。静かだった。

次の国分寺に向かって歩く。午前中には着くはず。

手作り看板↓がかわいい。

平坦な道をひたすら歩く。

しかし、人通りが少ない。

畑道。道標を見つけると安心する。

田んぼが広がる。

天気がよくて良かった。

11時前、ようやく国分寺に到着。

国分寺という名前のお寺はどこにでもあるんだなぁ。

お遍路さんが数人いた。暑いので、日陰のベンチは大人気。

私も木陰で休憩する。

今日も今日とてお昼はカロリーメイトだ。

さて行きますか。

暑い。日陰が欲しいが、中々見当たらない。

ここから、宿までがとても長く感じた。

膝が痛む。

途中に休憩小屋があったので、一休みする。

すると、前から杖を持ったおじさんが登場した。

遍路姿の私を見ると、興味深げに声をかけてくださった。

持っている杖は、コブのようなものがとぐろを巻いた立派な杖だった。

おじさんはコレを「龍の杖」と言って見せてくれた。

山の中で自然に出来た造りらしい。

杖を作って大切にしているそうだ。

ご利益があるかと触らせていただいた。

おじさんはお遍路も過去にまわったことがあるらしい。

お接待で小さな草履を頂いた。↓

無事に最後まで完歩できるようお守りとのこと。

有り難くいただき、リュックに付けた。

14時過ぎ、30番札所善楽寺に到着した。

ようやく30番台。折返しにもきていない。

境内には大きな駐車場があり、公園のような寺院。

参拝を済ませ、御朱印をいただく。

これで、今日は宿に向かうだけだ。

この直ぐ側には、高知城がある。

お城好きの私は、明日はお遍路を1日お休みし、ただの観光日とするため宿は二泊とった。

「ホテル土佐路」にした理由は自転車を無償で貸出してくれることと、素泊まりでも朝食がサービスであるからだ。有り難い！

宿に向かって歩く。

高知城があるので、栄えた街並みが見えてきた。

↑アンパンマン電車が珍しいと思って撮影したが、「ごめん行」とな？

ごめん駅というのがあるのか？

調べたら御免町はアンパンマンの作者やなせたかしさんの出身地らしく「ありがとう駅」というのもあるらしい。

鉄道ファンなら常識なのかしら。

人に謝りたい時に待ち合わせで使えそう。

日陰の少ない道をずっと歩いてヘトヘトになりながら、本日の宿に到着。

チェックインを済ませる。

ホテルは気楽で良い。

通りを挟んで向こう側に、吉野家を発見。

今日は吉牛でビール！

ドリンクコーナーがあったので、利用すると、ロビーにAさんを発見した。

また同じお宿。嬉しい。

Aさんが宿の予約やスケジュールを確認していたので、この後のルートを相談した。

この先は1度海を渡らなければならない。私はフェリーに乗るがAさんは観光も兼ねて坂本龍馬の銅像を見に行くルートにするらしい。

坂本龍馬の銅像は私も気になっていたが明日は観光日でさらに道を反れるとお遍路の日数がのびのびになってしまうので、お遍路MAP通りに行くことにした。

また、この先36番札所青龍寺から一度戻って海沿いを歩くか、山を上ってスカイラインを歩くか2つのお遍路道がある。

山は大変だと聞いていたので、戻るのは嫌だが海岸線ルートを行こうとしていたが、逆打ち経験のあるAさん曰く、スカイラインの方が景色がよくオススメだという。また、スカイライン入り口にある「国民宿舎土佐」という宿が景色の良い露天があってオススメだと聞いた。

旅の情報は嬉しい。

Aさんと同じく、私もスカイラインルートで行くことにした。

オススメ宿の国民宿舎土佐の予約も取る。

明日は念願の高知城観光。Aさんとは1日遅れになってしまうので、宿が同じなのは今日が最後かもしれない。

AさんとはLINEで繋がっているので、坂本竜馬像の写真を送ってくれるという。ありがとう！

さて、明日はお遍路のことは忘れます。おやすみなさい。