45日間 四国八十八ヶ所歩き遍路の旅 | てんこのてくてく遍路道 - パート 41

2015.04.15

6日目 二番目の難所 鶴林寺から太龍寺

晴れた！空は晴天！雨が続いていたので、真っ青な空に感動する。

気持ちの良い朝を迎え、鮒の里を出発。

六日目。群馬を出発してからだと一週間が経った。なんとか早起きにも歩きにも宿取りも慣れてきた気がする。

道はしばらく田園風景。平坦な道が続く。

下調べが追いつかず、今日歩くお遍路道について詳しく無かったが、実はお遍路ころがしに続く二番目の難所の日なのであった。

やがて大通りに出る。遠くまで見える平坦な道。

道幅が狭いので、お遍路さんを誘導してくれる道標が見当たらず、分かれ道を地図と照らし合わせながら歩く。

国道沿い。コンビニがあったので朝食を買う。

朝からからあげクン。朝と思われるかもしれないが、ここまで歩いて二時間。大丈夫。カロリー取っても大丈夫。健康思考で野菜ジュースもちゃんと飲みます。

コンビニのベンチで一休みして、また出発。

国道沿いをずっと歩くと、少しずつ道幅が狭くなり、民家が並ぶ。

トイレ休憩所があったので、一休み。

いつしかの謎の人形が再び。なるほど。犯罪防止の為にあるものなのか。

トイレ休憩所の直ぐ側にある看板。車道とおへんろ道に分かれる。

お遍路道の矢印方向に進む。

ずっと平坦だったが、ここからがキツイ。

キツさが分からないかもしれないが、突然民家の横から坂道が始まる。

コンクリートの急な坂を登る。山道よりもコンクリートは辛い。

しばらく行くと、お寺が近い匂い。

鶴林寺に到着。今までのお寺に比べ、お遍路さんが少ない。昨日一緒に宿泊した方も見当たらない。コンビニやトイレ休憩をしすぎたか？参拝を黙々と終える。

お寺を後にし、先を進む。

しばらく山道。

山道。

少し、道が開けたところに出た。風景はとても良い。

歩けど歩けど、次のお寺まで遠く感じ、地図を確認する。

↑あの川向こうの山上まで行くみたい。

え。

遠い。

しかも、一旦降りてから川を渡って、山を登るのか。

地図で勉強不足だったので、体力の配分を間違えた気がする。

とにかく、進む。

門のようなものが見えた。

しかし、まったく太龍寺らしきものは見えない。

まだ、川渡ってないもんな。

やっと標識があった。よし。道は合っている。

下り道を降りて

さらに降りて

ようやく、上から見た川に到着！

とても景色が良い。グリーンの川が広がる。数日の雨で水量もある。

橋を渡り終えると、標識が。山道でも立派な標識で誘導してくれるのが有り難い。

山道ばかりで、コンビニなどは見当たらない。

お昼を食いっぱぐれる。

さらに山に登る。車がギリギリ通れるくらいの道幅。車お遍路の方は違う道を通るのだろうか？

ようやく、お寺らしき建物が。

と思ったら階段。ひー。私のライフはゼロに近い。

靴が慣れないので今日も足は痛む。頑張って登る。

着いた。太龍寺。

疲れたので、境内で少し休む。

お寺の名前に「龍」の字があるように、龍に縁のあるお寺のようだ。

天井画に龍があったりする。

立派なご神木もある。

ずっしりとした趣のあるお寺だった。

本日の札所の参拝を終え、予約した宿に向かう。

ペース配分を間違えたので、歩みが遅い。

川沿いを歩き、木々が生い茂る道を歩き、予定より遅れて、「坂口屋」に到着。

バスも停まり、団体客が多いのか沢山の宿泊客が泊まってた。宿泊数が少ないと営業しない可能性あると口コミにあったので、予約がとれる繁忙期で有り難い。

部屋に入り、食堂に通され、夕食にありつく。

茶碗蒸しや蟹など、豪華な食事。

お昼を食べられなかったので、とても美味しく頂いた。

食堂は広く、宿泊客ごとにテーブルが離されていた為、お遍路さんと話す距離感ではなく、久しぶりに一人で黙々とご飯を食べた。

お風呂は大浴場がある。

ゆっくり浸かることができた。

この辺りはお水が美味しいことで有名らしく、お風呂を出るロビーに自由に飲めるウォーターサーバーが置いてあった。確かに美味しい！雑味の無い美味しさだ。水が美味しいからご飯も美味しかったのだと納得。

お風呂を終え、洗濯をしようと着替えを持っていくと、なんと洗濯機、乾燥機無料。有り難い！この辺りは宿泊場所も少ないので末永くお遍路さんを迎えてくれるといいな、と思った。